2014/04/29

サカサマのパテマ

映画『サカサマのパテマ』(PATEMA INVERTED)を観た。『イヴの時間』(大感動アニメーション!!)の吉浦康裕監督の新作。重力が反転した世界の二種類の人類。満足度★★★★☆。


ナウシカやラピュタを連想するようなシーンが多かった。監督のオマージュというものかな。「オチ」がイマイチピンとこなかったが、ネットの「Q&A」(※ネタバレ注意)でやっとわかった。なるほど。そういうことだったのか。サカサマだったのは重力だけではなかった・・。

「自分が今いて見えている世界」がすべてではない。「教育されてきた内容」が、必ずしも正しいとは限らない。場合によっては、「まったく逆、あべこべ」に教えられたり、認識している可能性もある。まさにタイトルどおりの「サカサマ」。このような例は、過去、現在でも、色々たくさんある(戦中教育、原発推進・・)。そういうことを暗示している作品と受け取った。

予告編『サカサマのパテマ』

『サカサマのパテマ』主題歌「Patema Inverse」

2014/04/28

あだしの念仏寺

ゴールデンウイークの3日目。サイクリングで愛宕山の麓へ。「あだしの念仏寺⇒清滝⇒愛宕念仏寺」というコース。そもそも、「念仏寺」が二つあり、しかもすぐ近くにあるのは知らなかった。

「化野(あだしの)」といういう地名は、「あだし」は「はかない、むなしい」という意味。化野は鳥辺野(とりべの、東山)、蓮台野(れんだいの、洛北)と並ぶ京都の古来からの墓地。

あだしの念仏寺の中にある8000体の石仏は、あだし野の一体に葬られた人々のお墓。長い年月を経て無縁仏となり、あだし野の山野に散乱埋没していた石仏を、明治時代に集めて、この寺に配列したそうな。

平安時代から繋がっていると思うと、すごく「歴史の重み」を感じるなぁ。

あだし野念仏寺の場所(左上部)。嵐山からの観光コース。

「あだしの念仏寺」入り口。入場料500円。

寺の前には店が並ぶ

緑葉

「化野念仏寺」説明板

Adashino nenbutsuji Temple

地図(Map)

新緑の季節

虫塚

納骨堂(仏舎利塔)

8000体におよび無縁仏の石仏(西院の河原)

出口付近から

鐘と石仏

タケノコ。野生動物から守っているのかな。

美しい竹林道

竹林の中の道

角倉素庵の墓

Tomb of Suminokura Soan

六面体地蔵

地蔵様

「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」と言ってお地蔵様を拝む

帰りの竹林道

手入れされた竹林
GWといえば緑葉

紅葉シーズンも綺麗そうだ

のれん

清滝トンネルを越えて「清滝」へ

清滝トンネルの出口。「清滝トンネル」は京都の心霊スポットとして有名らしい。

清滝は「愛宕神社」への登山道でもある

天然記念物(ゲンジボタル)の石碑

タケノコがにょっきり

清滝川に到着

橋の麓にも小さな石碑が

清滝川の清流

「愛宕神社参詣表登山道」と「愛宕山登山道」がある

ケーブル清滝川駅跡(説明板)

当時の風景

「ケーブル清滝川駅」の石垣は残存

コンクリートの土台跡

廃線跡。ここを登るのも楽しそうだが・・

ここからが「愛宕神社参詣表登山道」

愛宕神社までは4.2km

紅の渡猿橋(とえんきょう)

ホタルが乱舞する場所

開花

渡猿橋

清滝川の巨石

渡猿橋の絵になる風景

橋の向こうには老舗旅館「ますや」

清滝川沿の老舗旅館「ますや」。もう営業していなさそうな感じ。

清滝川(説明板)

清滝川の動物(説明板)

与謝野晶子も清滝と関係が

清滝から峠を越えて「愛宕念仏寺」へ

おこしやす愛宕寺

愛宕念仏寺(説明板)

石像

入ったところ

風神

ユニークな表情の石像が多し

スマイル

ずらり

入口(仁王門)

本堂(鎌倉時代、方五間、単層入母屋造り)

千二百羅漢

様々な表情

ウォークマン?

最高の笑顔

三宝の鐘


灯篭

つくばい

多宝塔

道路沿いにも石像がずらり

雷様

奥嵯峨(鳥居本)風情の散歩道 (地図)

人形の家。こんど入ってみよう。

なるほど

土佐四天王

土佐四天王(説明板)

人力車が走り抜ける嵯峨野ののどかな風景