2013/01/04

リブセンス

録画していたテレビ番組『カンブリア宮殿』(2012/12/13放送)を観た。今回のゲストは、株式会社リブセンスの村上太一社長。「幸せを増やす企業」東証一部上場、最年少社長が語る新ビジネス論。

明らかにこれまでの経営者と「価値観」が異なる。「ゆとり世代の経営者」という風な表現が使われていたが、まさに「これまでの"常識"に捕われない考え方」ができると、ビジネスでは、そこが「差別化⇒強み」となる。閉塞感漂う社会を打破するのは、いつの時代も「若者」。村上さんのような経営者が続々現れると、日本の兆しも明るいハズ。

IT技術に多大な力を入れ、営業マンをほとんど持たず、低価格化&高収益性を実現。これまでの慣習に捕われず、「ITの時代にマッチしたビジネスモデル」を構築すると、顧客、利用者、会社ともども「Win-Winの関係」にある理想的な会社が実現できるのだろう。

「時代の先端をいくサービス」ということで、この会社の「ウェブサイト」はとても参考になりそうだ。村上太一氏について書かれた本も購入したので、早速読んでみよう。⇒リブセンス<生きる意味> 25歳の最年少上場社長 村上太一の人を幸せにする仕事』上阪徹 (著) 。
リブセンス』(上阪徹) 

【番組の語録メモ】

村上太一(リブセンス社長、26歳)。本『リブセンス』。アルバイトの求人情報サイト「ジョブセンス」。求人を出す企業にも利用者にもメリットが用意されている。

掲載料無料。採用が決まってから、企業がジョブセンスに成功報酬を支払う。成果報酬型だとリスクがない。しかも掲載期間に制限無し。

採用されればジョブセンスから利用者に「お祝い金」がもらえる(2000円〜2万円)。これによりジョブセンスは「企業の採用」を確認できる。2006年立ち上げ、従業員約100人。2万社が利用。

身近なところから「ビジネスモデル」を考えていった。このビジネスモデルは、企業にもユーザーにも明確なメリットがある。他社も同様のサービスを開始しており危機感はあるが、一番始めにやった「先行者メリット」がプラスに寄与できている。

社員の平均年齢29歳。技術開発はすべて社内。サイト改善担当が社員の7割。営業マンいらず。営業担当は2名だけ。営業利益率47.8%。営業マンにかかるコストを下げることで、お客への提供価格を落とす。

感情を言語化。現在の経営理念「幸せから生まれる幸せ」。「人を幸せにする」ことで感じる「自分の幸せ」を最大化していきたい。

上場にあたっては「資金調達」はもちろんだが、知名度の向上による「人材採用」が狙い。新たな事業をやっていく部分でも、人が作っているものなので、「優秀な人をどれだけ引きつけられるか」が、大きな理由だった。

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