2014/08/09

モスバーガー

「日本流ハンバーガー」

2013年8月15日 放送、カンブリア宮殿のゲストは「モスバーガー」の櫻田厚社長。自分も「モスバーガーファン」の一員であるので、とても興味深かった。ITはMacファンだけど。

好きな「ブランド」の生い立ちの歴史や製品開発のストーリーを知ると、増々ファンになる。モスではいつも「テリヤキバーガー」ばかり食べているので、今度は「ライスバーガー」、とくに番組でも紹介された「モスライスバーガー海老しんじょ(350円)」を食べてみよう。

台湾でも、モスバーガーは、もの凄く人気があるらしい。ライスバーガーが圧倒的に1番で売れているとか。そういや、出張で台湾に行くと、街の色々な所で「モスバーガー」を見かけるな。「Japan」ブランドの代表格の一角になっている。

「日本らしさ」を売りにする。モスバーガーの根底思想。「おもてなし」思想も、直接は語られなかったが、ちらほら。そりゃ日本人が好きになるわけだ。そして外国人にもウケる。「コピー」ではなく「オリジナル」。日本のビジネスで、ハンバーガー以外でも、この発想は使えるはずだ。


【語録】

全国に1400店舗あり、売上が900億円を超える。

1971年にマクドナルドが日本初上陸。「日本にハンバーガーブームがくる」と確信。1972年にモスバーガーを初出店(東京・成増)。櫻田厚社長は、当時の第一号店の店長。

モスバーガーの「MOS」の由来。Mountain(山のように気高く堂々と)、Ocean(海のように深い心で)、Sun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)。「広く大きな自然のような人間集団でありたい」という創業者の思いがこめられている。

日本で生まれたので、「日本人の心とか和とか」そういうものをいつも忘れてはいけないと思っている。

商品というのは飲食に限らず必ず「適正価格」「正価」がある。「値段を下げる」ということは、戦術論であると思うが、下げた時にお客は増え、元に戻すと離れる。これを繰り返しやっていると、業界では「消耗戦」になていく。そこは堂々と商品だけではなく、「サービス力を上げる」とか、「店をもっときれいにする」とか、「他の価値を上げていく」のが正攻法ではないかと思う。「ハンバーガーの価値を下げたくない」という思いは強い。

「直接何度も話し合う」こと。これだけメールの時代になってきて、「本当に理解しあっているか」確認できない。会って、分かってくれるまで、繰り返すしかない。面倒くさいことを、面倒くさがらずにやる。そうしないと、どこかで伝承できずに断線してしまう。

「直接会う」ことは、それ以上のことはない。言葉とか表情とか態度で、私も元気をもらえるし、私が言ったことに対して返ってくる。かっこよく言えば「相互理解」。

新しいメニュー「モスライスバーガー海老しんじょ(350円)」「とびきりハンバーグサンド(デミグラスソース アリゴ添え)」。

新商品開発はベースのところは「ゼロ」。ある程度の条件を与えると、その条件の中でしか発想は出てこない。個々の食材はいいが、合わせた時にバランスが崩れるものは作品にならない。「とにかくまずやってみなさい」と。

(櫻田厚/モスバーガー社長)

近所にあるモスバーガー

建物のデザインもGood!

よく見ると「Japanese Fine Burger」とちゃんと定義

昨年食べたモスバーガーの「トマト・レタス」



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