2012/09/17

コッホ先生と僕らの革命


京都シネマで映画『コッホ先生と僕らの革命』を観た。ドイツでサッカーが始まった時の実話をベースにした映画。英国留学帰りのコッホ先生が、サッカーを通じて「フェアプレイ」「チームプレイ」の精神を生徒たちに教える。満足度★★★★★。


熱血教師の、いい話で、バリ感動した(T^T)。始めは「教育の敵」という扱いでサッカーを毛嫌いしたドイツの人達に、「サッカーの魅力」が浸透していくのも痛快で面白い。

コッホ先生役のダニエル・ブリュールは1978年生まれで同年代。代表作は『グッバイ、レーニン!』。2005年に京都シネマで観た彼主演の青春映画『ベルリン、僕らの革命』がめちゃ好き。今回の映画タイトル『コッホ先生と僕らの革命』は、ここから来たとピンと、ビビーンときた。ダニエル・ブリュール=『ベルリン、僕らの革命』だったのだが、今回の「コッホ先生役」は、その上をいったかも。。

彼の出演作で作品名をよく聞く『戦場のアリア』『ラヴェンダーの咲く庭で』もこれから観てみたい。



2 件のコメント:

  1. ブログ、楽しく拝読させていただいてます。現在63歳。20歳からスナイプを始め、Y16・Y24からY30でクルージングを楽しんでます。学生時代はサッカー部で勝った・負けたと騒いでいたことが懐かしい。コメント投稿に至ったのは、プロフェッショナルの条件が愛読書に載っていたから。
    知的労働者のマネジメント方法について、肉体労働者のマネジメント手法と比較しながら理論的展開は、いろいろ勉強させられます。
    これからの日本に必要なのは”得””恥””知的生産性管理”です。特にエンジニアの生産性を如何にして向上するのか。かつて、”発明の種は現場に落ちている”と教えられましたが今は如何ですか?

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  2. コメントありがとうございます!私も19歳よりスナイパーでした。ヨット三昧だった大学生時代が懐かしいです。

    「日本に必要なもの(製造業)」は私が述べるまでもなく「確実に変化」しています。しかし、日本メーカーの多くは「かつての成功体験」から抜け出せていないように感じます。大手企業ほど危ないのではないでしょうか。「エンジニアの生産性を如何にして向上するか」に対する解も、かつてとは大きく変化していると思います。現在の最先端の解は「Think different」。アップルが体現している内容です。「差別化」。「バリュー・プロポジション」を徹底的に考える。⇒「顧客の課題に対して、自社ならではの価値を徹底的に考え、提供する」。

    「これが日本のモノづくりの解だ!」と大見得を切った「パナの尼崎工場、シャープ堺工場」が敗れさったのと対称的です。本当に「徹底的に考えた」のでしょうか?考えたのであれば「フォーカス・ポイント」がずれていたが、「無理だとわかっていたであろう現場の人間」が指摘できない「空気」が形成されていたのでしょう。大企業病・官僚組織の弊害。

    「発明の種は現場に落ちている」は現在でもそうだとおもいますが、「現場の定義」が変わりました。かつては「社内のみ」が現場でしたが、今は「社外(顧客、協業メーカー、研究機関、ライバル)」も含めた「現場を知る」必要があり、その現場を知る努力を「行動に移せるかどうか」の能力が問われます(もちろん簡単に知る事はできません)。「社内の人間を動かす」に加え「社外の人間を動かす」ことができるかどうか。従来スタイルのエンジニアは「想定外」と言うでしょう。しかし、「Think different」の体現にはそれが必須項目なのです。

    キーワードとしては「マスコラボレーション」。私は書籍『ウィキノミクス』からこれを学びました。「中国、台湾、韓国勢」と同じ土俵でモノづくりをしていては今の日本では「従来スタイル」で勝てる訳がありません。「では、どうすべきか」の解を、「かつての成功体験にそまった会社上層部」の人達は、持ちあわせていないのが現状です。日本の直近の「危機」はそこにあると観ています。「現場の技術力の劣化」の因子よりも「経営判断ミス」のダメージの方がはるかに大きいのが、ここ数年の日本メーカーの凋落(シャープ、三洋電機、パナソニック、オリンパス・・・)が示しています。

    このように思ったことを記載してみました。いかがでしょうか?

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