池井戸潤『ルーズヴェルト・ゲーム』を読んだ。業績不振にあえぐ青島製作所とそこの名門野球部の人間ドラマ。満足度★★★★★。
きゃなり面白かった!社会人野球の話も良かったが、並行する「新製品開発」も手に汗握る話で、ベリーナイス!現実の世界でもこんな感動を生みたい。(^-^)/
半沢直樹の「やられたら倍返しだ!」ばりの、熱い名セリフも随所に。日本人サラリーマンに池井戸潤の作品が流行るわけだ。
【語録】
・いくら環境に弄ばれようと、世の中に出るべき才能は、必ず見い出され、世に出る。そういうものなのだ。
・この工場が作っているのは、カネ儲けのためだけの製品だけじゃない。働く者たちの人生であり、夢だ。今この会社の社員として働く事に、夢はあるだろうか。「彼らに夢や幸せを与えてやる」のもまた経営者の仕事だと思うのだが。
・人員整理に踏み切らざるを得ないときもあるだろう。だが、そんな時でも「社員を人として尊敬する気持ち」が必要じゃないか。
・つまらん記事が出たもんさ。ただ、こういうのを乗り越える精神力も、「プロ」になるんなら必要なことだぜ。
・悲しい時こそ、笑っていよう。
(池井戸潤『ルーズヴェルト・ゲーム』)
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