2012/12/30

加賀温泉

2012年の年末に家族旅行で加賀温泉へ行った。サンダーバードでJR加賀温泉駅へ。天気はあいにくの雨。タクシー移動して、昼御飯を橋立漁港の「マルヤ水産」で食べる。旅館は「ホテル翠湖」に泊まった。

今回の旅行の写真の撮影は「iPhone5」を使用。使い初めて間もないが、写真を撮りまくって、だいぶ使い勝手、カメラの特徴がわかってきた。結論は、iPhone5のカメラは、携帯性がすばらしく、しかも、かなり味のある写真が撮れる!

加賀温泉駅に到着

美女軍団「Lady Kaga」がお出迎え



山中温泉、山代温泉、片山津温泉、栗津温泉の「Lady Kaga Project」。「加賀温泉」といってもと色々あるんだなぁ。「これからやってやるゾ!」と町おこしの雰囲気が伝わってくる。「くまもん」や「ひこにゃん」みたいに大ヒットしてほしい。「従来の御役所仕事のお堅いイメージ」(ハード面)ではなく、こういうアイデア(ソフト面)に、日本の地方の未来がありそうだ。

橋立漁港のマルヤ水産にある「割鮮しんとく」で昼食


漁師達が漁に出る時に持って行っていた弁当箱の呼び名を「しんとく」という。店の名前はこれから。店名の前の「割鮮」は「新鮮なものを割って食べる」という意味⇒素材にはあまり手を加えず味をお楽しんでもらうという趣旨。

冬季限定メニュー。どひゃー。2000円ぐらいの昼定食を食べる。

前菜

刺身定食。漁港で食べる魚はプリプリで美味々。

海鮮丼

地元の醤油を刺身にかける

この時は「橋立の北前船とは何ぞや?」と知らなかったが、翌日、「北前船の里資料館」を訪れて、ボランティアガイドの人に、「橋立の街」を案内してもらって、歴史的背景がよくわかった。

蟹の箸置き

マルヤ水産。魚がずらり。

3万円なり!

2万3千円の蟹なり!

巨大カレイ

柴山潟湖畔のホテル翠湖」(地図)に宿泊。加賀温泉郷の柴山温泉。

ホテルからの柴山潟湖の眺め。対岸片山津温泉

片山津温泉」はよく聞く名前な気がする。現在は、旅館再生をてがける「湯快リゾート」や「大江戸温泉物語」の温泉旅館があるようだ。

年末なのでお正月ムードが漂う

壁掛け

いよいよ、お待ちかねの夕食

夕食のメニュー

食前酒は金粉入り(金箔梅酒)

前菜

酢の物(津合蟹)

刺身五種盛

蒸物(甘海老万頭)

焼物(目鯛照り焼き)。陶器の皿も美しい。


天婦羅


メインディッシュは鮑(あわび)ステーキ


釜敷。織物にはこの曲が似合う⇒中島みゆき『糸』

♪縦の糸はあなた、横の糸は私。 逢うべき糸に出逢えることを人は「幸せ」と呼びます

ホテル翠湖」はJAの関係する旅館だそうだ。温泉、客室ともにデザインがとても良く、料理も美味して大満足。日本の旅館料理は、「見た目」で楽しんで、「味」で楽しむ、と二段階で美味しい。写真の格好の材料なので、撮影が楽しい。WEBアップのときに、料理の味を思い出して、三度目の美味しさを味わえる。

天気が良ければ、柴山潟湖周辺の湖畔ウォーキングもしたかった。その点は運しだいか。仕事疲れを癒すには、「旅行」「温泉」「料理」というのはもってこい、ということを実感した。2013年もまた旅行に行くべ。


2012/12/23

わが母の記


何故、あなたは私を捨てたのですか?

ネットレンタル映画で『わが母の記』を観た。井上靖の自伝的小説が原作。老いゆく母と作家&家族の話。第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で審査員特別グランプリを受賞。満足度★★★★★。


「役所広司、樹木希林、宮崎あおい」の実力派俳優の演技が抜群。最後は、涙々。予想どおり、心温まるいい映画だった。「現在から過去を思い出し以外な真実に気づく話」や「懐古シーン」にとても弱く、涙もろい今日この頃(T^T)菊池亜希子という女優さんも気になった。

【予告動画】

樹木希林が母役。宮崎あおいが三女役。

次女役の菊池亜希子

役所広司と樹木希林が演じる母子


2012/11/11

エル・ブリの秘密

常に客に「驚き」を提供する。組み合わせは無限なんだ。

レンタル映画で『エル・ブリの秘密』を観た。スペイン「世界一予約のとれないレストラン」の密着ドキュメンタリー。満足度★★★★☆。


料理世界の最先端の「試行錯誤現場」を映像で観ることができる貴重な作品。「真空装置」など色々な現代調理技術を駆使してクリエイティブに新メニューを開発しているところは、とても興味深かった。「梅干し」「柿」「しゃぶしゃぶ」「抹茶」など、日本の食材や料理がそのままの用語で登場する。


ジョブズが日本の「禅」から影響を受け、iPhoneなどアップル商品を生み出したように、食の世界でも「日本文化」が世界に与える影響は大きいのだろう。このあたりの「日本の強み」を認識して、活用し、世界にアピールしていけば、日本の産業は、グローバル化社会においても、活路が見出だせるのではなかろうか。日本の「ブルーオーシャン・ネタ」の宝は、身近な所に沢山埋もれていそうだ。



2012/11/03

シャンハイ

友人の死の真相を知りたいんだ。

レンタル映画で『シャンハイ』を観た。太平洋戦争前夜の上海で米国諜報員暗殺事件⇒女が鍵を握る。満足度★★★★☆。



コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙、菊池凛子と、ハリウッドにおいてアジアを代表する俳優が「夢の共演をする」という意味で"超大作"。

歴史的内容よりも、「ラブ・サスペンス」に重きを置いた見方だと面白い。痛々しい役だったが、菊池凛子を久しぶりにみた。日本軍の非道ぶりを随所に散りばめたのは「米国・中国合作映画」ならそうなるのだろう。大国の理不尽な「悪」の動きに対して、登場人物の各個人は、国と国との争いに翻弄されながらも最大限「善」を貫く(do the best)、という構図で、ハリウッド流の王道ストーリー展開だった。

アジア映画だと「明快さ」よりも、観る人によって答えが違うような「複雑さ」を匂わす内容になる気がする。

今回もシブかったチョウ・ユンファの出演したオススメ映画作品は『グリーン・デスティニー』と『アンナと王様』。


2012/10/27

ニッポンの嘘

広島の平和公園は隠蔽するために作られた!

京都シネマで映画『ニッポンの嘘』を観てきた。報道写真家福島菊次郎90歳のドキュメンタリー。満足度★★★★☆。


「原爆被害者」の撮影に始まり、三里塚、安保闘争、水俣、祝島、天皇の戦争責任、そしてフクシマ。撮影枚数25万枚。テーマは「日本の嘘っぱち」。権力に対する「反骨精神」が凄い。まさに「伝説のカメラマン」のドキュメンタリーで、学ぶことが多かった。


福島菊次郎さんの撮影した様々な写真がでてくるが、その中でも「三里塚」の竹やりの写真が一番印象深かった。かつては、太平洋戦争末期に、日本が米国に「竹やり」で立ち向かおうとした。「三里塚」では、日本の若者達が権力に「竹やり」で立ち向かう。その彼らも今や定年を越え老後人生を歩む。

あるゆるものが「変化」する無常の世の中で、写真はその一瞬を切り取り、「静止画像」と化する。同じ画像でも、時間が経てば、重みや意味合いがどんどん変化する。そこが写真の面白さである。



2012/09/29

天地明察


【明察(めいさつ)】はっきりと真相や事態を見抜くこと。

MOVIX京都で映画『天地明察』を観た。冲方丁原作(2010年第7回本屋大賞の小説)。江戸時代、碁打ちの安井算哲が幕命を受けて日本独自の「改暦」に挑む。満足度★★★★☆。



主人公役は岡田准一。妻役は宮崎あおい(この映画を観た一番の動機)。地球と宇宙の織りなす天文の自然現象を「天文観察と算術」で予測するのがスリリング。予告どおり「日蝕」は起こるのか?ハラハラ、ドキドキ。「暦」の勉強にもなった。江戸時代における「理系魂」爆発の研究の世界。それが「どすえ」の京のお公家はんが支配する「ドロドロの政治の世界」で、「改暦」の対決をする。日本の研究者が成果を上げるが、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の政治で翻弄される。現代の日本も基本構造は同じようなカンジかな。

御膳対局の「初手天元」で、まわりの者がどよめくのも面白かった。この映画で「囲碁ブーム」が加速するかな?小学校のときに、囲碁も覚えたが、将棋の方にハマった。そういえば、ここ数年まったく将棋の対局をしていないな。囲碁なり将棋なりを教育に導入するのはいいことだと思う。「先を読む力」と「ルールを踏まえたロジック」、すなわち、ビジネスにおける「戦略立案、勝負魂」が鍛えられるのでは。「そこまで考えていなかった・・」というセリフは聞きたくない。



2012/09/17

コッホ先生と僕らの革命


京都シネマで映画『コッホ先生と僕らの革命』を観た。ドイツでサッカーが始まった時の実話をベースにした映画。英国留学帰りのコッホ先生が、サッカーを通じて「フェアプレイ」「チームプレイ」の精神を生徒たちに教える。満足度★★★★★。


熱血教師の、いい話で、バリ感動した(T^T)。始めは「教育の敵」という扱いでサッカーを毛嫌いしたドイツの人達に、「サッカーの魅力」が浸透していくのも痛快で面白い。

コッホ先生役のダニエル・ブリュールは1978年生まれで同年代。代表作は『グッバイ、レーニン!』。2005年に京都シネマで観た彼主演の青春映画『ベルリン、僕らの革命』がめちゃ好き。今回の映画タイトル『コッホ先生と僕らの革命』は、ここから来たとピンと、ビビーンときた。ダニエル・ブリュール=『ベルリン、僕らの革命』だったのだが、今回の「コッホ先生役」は、その上をいったかも。。

彼の出演作で作品名をよく聞く『戦場のアリア』『ラヴェンダーの咲く庭で』もこれから観てみたい。



2012/09/16

macpac


「ザ・ノース・フェイスの大阪ALBi店」でmacpacのバックパックを購入した。商品名は「カフ18」という18Lのサイズで、色は「シルバーセージ 」。macpacはクライストチャーチに本社がある「100%ニュージーランド」の会社。1973年創業。「耐久性が高く高品質なパック」としての評価を欧州で獲得。日本では1996年から展開。

「アズテック」という素材が特徴。多くのアウトドア用のバックパックは素材にナイロン地が使われ、そのナイロン繊維には耐水性をもたせるために内側にPUコーティングを施している。ところがこのコーティング処理は劣化していく宿命にある。macpac社では「雨に強く」「丈夫で」「長く使える」という性能を、シンプルに追求。コーティングを用いることなく独自の視点から「アズテック」を開発した。

macpac」という社名から、アップルのMacと関係があるのかな、と思ったが、1973年創業ということもあり、関係なさそう。イケてるデザインかつ「Macつながり」ということで、手持ちの「MacBook Air」と写真を撮ってみた。


2012/09/08

瞳は静かに


京都シネマで『瞳は静かに』を観た。子供の視点から軍事政権下アルゼンチンの家族の物語。満足度★★★☆☆。


主人公の少年の動きがすんごいかわええ映画。少年の瞳が、ママの瞳を投影して、祖母を?

「アルゼンチンの政治状勢」とか、色々と伏線があるみたいだけど、十分な理解には至らなかった・・。一晩ねかしたら、わかってくるのかも。 ( ̄- ̄;)



2012/09/02

ぼくたちのムッシュ・ラザール


京都シネマで『ぼくたちのムッシュ・ラザール』を観た。カナダ映画。教室で自殺した先生の後任に、アルジェリア移民のラザール先生がくる。満足度★★★★☆。


色々な人種、出身国の人達が混在するカナダは、日本よりも教育現場が大変なカンジ。教室の運営は、先生の力量にかかっているところが大きい。問題児とされた子が教室で思いをぶち撒ける場面では、涙々。生徒の心を開くには、ラポール(信頼関係)の構築が必要。ラストシーンの意味するところは、その場ではわからなかったが、1晩ねかした後「そういうことか」と、この映画のテーマに直結することがわかった。単語でいうと「hug」。物悲しいピアノの旋律も印象的だった。

デジタルの世界では「0」か「1」なので、境界線をハッキリできる。しかし、人間は「アナログな生き物」なので、「これはダメ、これはOK」と明確な線引はできない。つまり「グレーゾーン」が大きい。「状況に応じてグレーゾーンをどのように判断するか」が、人間ならではの能力が試される=アナログ的判断能力。「IQはデジタル、EQ(心の知能指数)はアナログ」というイメージがしっくりくる。

これまでの教育現場では、IQ、EQが混在していたが、IQは電子情報機器が発達したので、その「使いこなし」のリテラシー(読み書き能力)開発にして、EQとは分離した方が良いと思う。特にEQが欠けてはいけない。社会に出てからは「IQ、EQ」「デジタル、アナログ」両方がバランス良く必要になる。従来の「暗記中心詰め込み教育」では「IQ」は問題ないかもしれないが、EQが欠けていると、仕事がまともに成立しないし、効率が悪過ぎる。いかなる仕事も「対人関係」を避けて通ることはできないからだ。


2012/09/01

焼肉かずや

桂駅前近くの「焼肉かずや」へ。座敷で夕食。隠れた名店?肉がバリ美味かった!やはり焼肉はええなぁ。身体的にも元気がでてくる。

店の看板

メニュー

まずは「ユッケ」

焼き始めは「塩牛タン」から

ビールで乾杯!

「キムチ盛り合わせ」も美味い!

牛肉が柔らかい!

ジャンジャン焼きます

「へのへのもへじ」の茶碗で御飯

ロース?カルビ?

豚肉の焼肉も美味い

野菜サラダ

シメは「石焼ビビンバ」で