2013/01/06

劇的ワンペーパー

2010/4/4に読んだ中野雅至『劇的ワンペーパー』の読書メモより。「語録メモ」の抜粋と、現在思った「感想」。

【語録メモ】

「見た目が悪い」と感じた途端、そこにどんな良い情報が書かれていたとしても、頭に入らなくなる。読む側はまず「全体のレイアウト」⇒次に「情報の固まり」があるかを見る。ここでは「(1)全体像の説明」「(2)ポイント」「(3)必要最小限」などをチェック。

物事の背後にあるコンセプトを「一言で言い表す」ことを、「本質をつかむ能力」と言う。「複雑な事項を一言でずばりと言い表す人」のことを「頭が切れる」「鋭い」と呼ぶ。

⇒優れた経営者はこのタイプが多い。「簡単な事を難しく言う人が、賢そうに観える」とは真逆。

少し不真面目になって、無責任になって、自分が真実だと思う「本質」を言い切れ。なぜなら、「本質に普遍的な真実などない」からだ。人の見方だけ本質もある。「本質は複数ある」ということを自覚すべき。

⇒「前提条件」の明示が必要。

(中野雅至『劇的ワンペーパー』)

劇的ワンペーパー』(中野雅至
【感想】

社会人になると、この「情報発信の技術」は頻繁に使うにも関わらず、日本の会社では軽視されるような気がする(自分の周辺だけかもしれないが・・)。今日、明日できるスキルではなく、一定量、一定期間の訓練と経験が必要。「OJT(On-the-Job Training)」で身に付けろ!みたいな風潮を感じる。

日本人相手ならまだしも、外国へ情報発信するなら、さらにこのスキルを磨かないと、伝わる量が極端に悪くなる。「せっかく優れた技術あるのに・・(宝の持ち腐れ、商機を逃す)」ということになる。「ロジカル・シンキング(論理思考)」がキーワードになると考えている

本としては『ロジカル・シンキング』(照屋華子・岡田恵子, 東洋経済新報社, 2001年)が一番勉強になった。キンドル版も出ているので、iPhoneに入れて、電子書籍として持ち歩きたい1冊の一つ。

ロジカル・シンキング』(照屋華子・岡田恵子)

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