2010/10/05

プレゼンテーションのデザイン

プレゼンテーションzen』を読み終えた。スライドプレゼンテーションの改善法。禅の精神。「抑制、シンプル、自然さ」を心がける。満足度★★★★★。

現在のプレゼンの実態がいかに最悪か(長い、退屈、最悪なスライド、中身が無い)を示し、望ましいプレゼンの姿(短い、シンプル、読みやすい、魅力的)になる方法を解説。

 『プレゼンテーションzen』の第1弾と第2弾

これまでプレゼンやデザインの本を何冊か読んできたが、今回の本が書評で絶賛されている理由がよくわかった。非常に腑に落ちる内容が多い。中でも「ビジュアル志向」でいく「画像優位性効果」は、すぐにでも取り入れようと思った。ここのBlogで、「文字入り写真」が増えだしたのも、この本の影響である。

薄々感じていたことを、ズバっと指摘してくれるとうれしくなってくる。「良い本との出会い」はまさにそうである。最近は、仕事で「師匠」と呼べる人に出会って勝手にだが師事していることや、それぞれの専門家から教えてもらうことが増え、この「感動体験」が増えている。

「デザイン」については、最近読んだ『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』という本で佐藤可士和氏が以下のように解説していた。
「デザイン」とは?「デザイン=表層的な形や美しさを作ること」と思われがちだが、「デザイン=ソリューション」と捉えるべき。「デザイン=問題を解決するために思考や情報を整理して、コンセプションやビジョンを導きだし、最適な形にして、分かりやすくその価値を伝えていく行為」。(佐藤可士和)
 社会にでてから、企業活動では「コミュニケーション」が非常に重要であり、コミュニケーションを円滑にするために「デザイン」が役に立つ。だから、企業ではデザイナーの仕事というだけでなく、一般社員も「デザイン」というスキルを重視するようにした方が良いと思う。

藤巻幸夫氏は次のように述べている。これも非常に参考になる。「Swim」「Surprise」というところが、さすがと思う。人間学的に効果がありそうなポイントだ。
プレゼン資料の5つのS。「Simple(シンプルに)」「Strong(力強く)⇒強調」「Sense(センスよく)⇒デザイン、言葉選び」「Swim(泳がせて)⇒あえて説明不十分な内容。?を引き出し、当日補う」「Surprise(驚かせる)」。(藤巻幸夫『コミュニケーション学』)
「デザイン」については、自分でもTwitterでもつぶやいてようで、検索したらでてきた。記憶が薄れているものを、ひっぱり出せるのも、「Twitterの効用」だ。

Twitterより】
・2010年06月27日(日) プレゼンや技術資料は、「直感で理解できる、わかりやすい資料」であることを心がけている。そのためには、「言いたい内容を明確」にし、ムダをはぶき、デザインに気をつけている。人は理解すると「快」を感じる。逆に、理解できないと、フラストレーション(欲求不満)を感じ、場の雰囲気が悪くなる。

・2010年04月27日(火)  「プレゼンの鬼」と言われるようになりたい。⇒ロジカルシンキングに基づく資料の作成。「結論」の明確化。直感で理解できるよう「右脳」に働きかける図。キーパーソンを口説き落とす発表。無駄な要素を極力排したパワーポイント。「統一感、バランス、色」など基本的な「デザイン」による好感度向上。

第二弾の『プレゼンテーションzen デザイン』も読んで、「プレゼンの鬼」を目指そう。

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